Casa Lucciola (カーザ・ルッチョラ)
ぶどう畑 |
4HR |
年間生産本数 |
6,500 本 |
最古木樹齢 |
8年 |
標高 |
430m 南西向き |
土壌 |
石灰岩が豊富な粘土質土壌 |
現当主、ルカ・クルチアーニは以前印刷事業会社にてグラフィック・デザイナーとして勤務していましたが、40歳を機に自然と向き合う農業に転向することを決意し、2013年にカーザ・ルッチョラを設立しました。
畑は既に父が1992年に購入してあったもので、父の健康事情もありすぐに有機農法に変更しました。以来殺虫剤、化学肥料などは使用していません。
2013年、父の逝去ののちに最初は2ヘクタールに苗を植え、2017年はさらに2ヘクタールぶどう畑を広げました。 区域は幸運にもワイン用のブドウ栽培には適しています。2018年には大工の義父の助けも借りてセラーを構築し、初回ヴィンテージの2018の収穫も行いました。
ぶどう農家を始めてからビオディナミ農法を実践してきましたが、マテリカでビオディナミを実践しているのはほぼカーザ・ルッチョラだけです。協会酵母を用いず、自然酵母を使用しています。
収穫する直前に一部のブドウを採取して「足で踏み」そこから全体の発酵のための酵母を作り出しています。
マテリカでは職人的なワイン造りを行っているのはわずかで、ほとんどが30ヘクタール以上の大きなワイナリーです。
ゴッフレッド・アゴスティーニという醸造コンサルタントと、ステファノ・ディーニという農学コンサルタントにも相談しながらワイン造りを行っています。
収穫は手摘みで行い、除梗し極めてソフトにプレスを行っています。モストを10度の低温で一晩おき、かすを除いてから自然酵母を足します。発酵時は毎日気を使い時にリモンタッジョを行います。ベントナイトを使って滓引きし、軽くフィルターします。